チラシやポスター、ホームページを発注したときに結構あるモヤモヤが
「思った通りのものができなかった」です。ITの現場ではこのモヤモヤが大きくなって裁判沙汰になるケースもあります。
紛争に発展する理由は受注者がいい加減な仕事をしたからでしょうか?
・・・それなら話が早いのですが、そこまで単純じゃないんです。
コミュニケーションがうまくいかない
日本語同士で会話をしているのに、うまく話が噛み合わないということは結構あります。 良いものを作ろうという気持ちは一緒でも、バックボーンが違うと、発想や表現は全く違うものになります。この記事を書いている私はWEBデザイナーですが、バックエンドのエンジニアさんと話をするとき、どうにもうまく気持ちを伝えられないことがありますし、もちろん全てではありませんが、デザイナーはエンジニアから嫌われている傾向にある様です(笑)。
同じ作る側でもコミュニケーションがうまくいかないことがあるんですから、発注者と製作者ではなおの事。
最初は小さなボタンのかけ違いでも、ほっておけば大変なことになります。
こうならないために、要所要所で確認をとりながらプロジェクトを進めていくことが大事です。制作側から「これで大丈夫ですか?確認お願いします」と言われたら、お忙しい中恐縮ですが、面倒くさがらずに確認してあげてください。
また言った言わないが発生しないためにも、打ち合わせ後には議事録の共有は必要です。
デザイナーとセンスが合わない
身もふたもない理由でごめんなさい。
お客様に気に入っていただける様に、そして最大限の効果を発揮できる様に、いつも全力でデザインに取り組んでいます。デザインって、芸術作品と違って、セオリーがありますし、デザイナーもプロですから、「効果的なデザイン」というものを心得ていますので、そうそう外すことはありません。それでもどうしても気に入っていただけないこともあります。
それが、センスが合わないというやつです。
デザイナーにも得意不得意があります。男女の感覚の差もありますし、年齢も然りです。ですから、制作を依頼する際には、その制作団体の制作実績をきちんと確認する様にしましょう。
アクロスの制作実績はこちら
プロジェクトを破綻させないために協力を
発注者側も受注者側も目的はただ一つ、プロジェクトを成功させることです。そのためには、双方が協力し合う必要があります。
「発注してるのに、こっちもやることがあるの?!」と思うかもしれませんが、とても大切なことがあるんです。それはまず、「なにを作りたいのか」をお伝えいただくこと。「要件」を明確にしていただくことです。冒頭に「思った通りのものができなかった」というモヤモヤが結構あると書きましたが、「思ったものがモヤモヤしてる」ってケースもなかなか多いんです。
普段の買い物の様に、すでに商品として形になっているものを購入するのなら簡単です。
でもシステムやホームページ、印刷物などを買う(発注)時は、まだモノが出来上がっていない状態。私たち制作側は、まだ形になっていないモノに、具体的なイメージを加え、効果的に使用できるように組み立て、お客様が欲しい形に近づけていくのが仕事なわけですが、
そのためには「欲しいもの」をお伝えいただかなければならないのです。
開発・制作が破綻してしまうのは、この「欲しいもの」があっちこっち行ってしまい、収集がつかなくなる事が原因です。
「欲しいもの」がはっきりとしていれば、それに適したデザイナーをアサインすこともできますから「センスが合わない」なんて事態も回避しやすくなりますし、議論の焦点もはっきりするので、コミュニケーションもとりやすくなります。
そして制作側はこうならないために、情報整理のお手伝いをしたり、経験の中からアドバイスしたりという提案力も重要になります。業種・メディア問わず制作を請け負っているアクロスだからこそ、ご提案できることがあると自負しています。
「欲しいもの」が決まりましたら、アクロスに是非お声かけください。